学校法人東邦学園
東邦高等学校
教頭 渡邉素幸先生

東邦高校様からご要望を頂戴し、願書手渡し受付効率化のために開発された【バーコード受付機能】についてもお声を頂戴しました。
本校は、ICTを活用した授業を積極的に行っているので、Web入試システムを導入は自然の流れでした。具体的に良かったことは、チェック業務や郵送準備など入試業務で教職員を拘束していた時間を削減できたこと、つまり省力化です。
中学校の先生方に対しても願書の記入チェックなど、入試業務の負担を軽減できたのではと考えています。
自分たちだけではなく、受験生や保護者、中学校の先生方にもメリットがありシステムを導入できたと自負しています。
また、紙が削減され、環境にも良かったと思います。
まだまだ紙願書で出願する私学さんが多いため、東邦高校のためだけに中学校の先生が独自の願書作成指導をしなければならない状況だけは避けようと考えてました。中学校の先生方には丁寧にヒアリングをしましたが、その内容をシステムに反映することに苦労しました。
先ほどもお話ししたとおりで、現在行われている中学校の願書作成指導に寄り添ったためです。そもそも中学校より発行して頂く調査書は、従来通りの紙媒体。結局調査書は、郵送して頂くか、手渡しして頂くかになります。それならば、他私学さんと同じように窓口で願書を受け付け、受験票と受領書を手渡ししたほうが受験生も中学校の先生方も混乱しない。ただ、Web入試システムによって事前に受験票を用意できるため、受験生の出願時の待ち時間を大幅に短縮することができました。
導入前は、「なぜ今の時期に?」という質問がありました。決定後は、広報担当の教員・事務職員の協力の下、スムーズに進んでいきました。2学期に中学校の先生方に説明する際は、アットシステム様に来校いただいてレクチャーを受けました。その際、運用に対して心配する声も上がりましたが、それが杞憂に終わり、拘束時間が短くなることがわかってからは、おおむね好評です。
細かいカスタマイズに対応して頂けたことがCkipを導入した一番の理由です。そのことも含め、他社の学籍システムとの連携の良さなど、システムのクオリティーは、かなり高いと感じています。ただ、中学校の先生方は、Web入試システムの一本化を望んでおり、とにかく多くの私学がCkipを導入してくれるようはたらきかけをお願いしたいと思います。
取材日:2018年3月14日